3Dゲーマーのためのビデオカード選び(その1)

ビデオカード…PCで演算した画像・映像の結果をモニタへ反映する装置。
正式名称はビデオグラフィックアクセラレーター(略してVGA)という。
VGAの性能によっては、CPUの使用率を低くし、結果的にOS・アプリケーションの動作が飛躍的に改善される。
しかしながら、最近のVGAはCPU以上の消費電力を誇り、そして発熱もすさまじい。
CPUと異なるのは…CPUが直接電源から電力を得るのに対して、VGAはAGPもしくはPCI-ExpressというVGA専用ポートから電力を得る。
ゆえに何年か前からVGAカード上に電源ポートがつけられた。

ビデオカードってのは自作PCユーザにとって重要な位置をしめるパーツとなった。




個人的な記憶で語ってるので、間違いがあったら指摘よろしく。

PC98(NEC)、もしくはその互換機を使用していた1990年代前半。
モニタに映し出される画像・映像はすべてCPUで演算し、表示していたことを覚えているだろうか。
かもめの中の人は、最初に手に入れたPCが「NEC PC9801 UX」だったりするので、文字だけのDOSの画面は懐かしい。
二台目に手に入れた「NEC PC9821 Multi Cx(Canbe)」は、Windows3.1をOSとし、マルチメディアを謳ったPCであったが、それもまた画像・映像はCPUで演算していた。
ただ、ここで変わったのは…再生するのに非常に重たい映像(Video for Windows[*.avi])をCPU以外のチップで再現しようとしたことだ。
つまり90年代中ごろ「ビデオグラフィックアクセラレーター」が生まれた。

PCに対してたいした知識も無かった当時のかもめは相当悩んだ。
付けた方がPCの能力が飛躍的に上がるなんて…どの雑誌にも書いてあったから。
ただし、その当時のVGAカードはPC98ならではの「Cバス」カードだったり。しかも高価。
結局、たいした収入があるわけでもないので諦めたんだが。
PC雑誌上ではVGAいいよ、いいよという記事が大量に載っていく。それなりに普及。
それからすぐに「Cバス」を搭載したPC98の衰退期を迎える。
具体的には…Windows98の登場である。

Windows95を基本とし、それ以上のエンターテインメント性を引き出した新OS。
つまり、これまでのようなCPUだけの演算では到底追いつかない状態に。
そこで登場する「North Bridge」と「South Bridge」というチップセットの概念。
これまでCPUが一個で演算してたものを、分散して効率化を図る。
さらにNorth Bridgeで演算しきれなくなったものを外部チップで演算する。
これが現在のVGAカードとなる。

そういえば、世界最大のVGAメーカーってご存知?
答えは…nVidiaでもAMD(ATi)でもないんです。正解はintel。
なぜならグラフィック統合型チップセットを作ってるから。
たとえば…i945Gとか、型番のあとに「G」ってのが付いたNorthBridgeチップね。
ビジネスモデルのPCでは、強力なVGA機能はいらないから。
個人向けにしても、余程の高性能PCでもなければ、いまだに統合チップじゃなかろうか。
出荷されるVGA(統合チップを含む)のうち、9割近くがintelだったという記事を読んだことがあるな。

さて、話は戻って…最近のVGAについて。
先ほど挙げたnVidiaにしてもAMD(ATi)にしても、非常に高性能なVGAを開発し、その性能向上を互いに競っている。
しかし、そのシェアは両社併せて1割。鎬を削る戦い。最新型の価格高騰も分かる気がする。

そう、そこが狙い目だったり。
つまり最新型でなければ、片落ち品であれば、その昔(と言っても半年くらい)フラッグシップモデル(最上位機)が現行のメインストリーム(普及機)くらいの価格で買えるのだ。
半年~1年前に5万円くらいで売ってたものが、いまなら2万円を切る。
お買い得とは思いませんか?
平成19年5月の時点で…nVidiaのGeForce8000シリーズ、AMD(ATi)のRadeonHD2000シリーズは「DirectX10」対応を謳い5~6万円で売っている。下手すりゃ10万超えてるね。
しかし、DirectX10に対応したOSやゲーム、アプリケーションってまだ出てない…よね。

ちょっと聞かれて、真剣に考えてみたり、調べてみたりしたが…GeForce8600GT(普及機の上位モデル)の価格と一世代前のGeForce7900GS(最上位機種の下位モデル)の価格が…あまり変わらない。
性能からすると、GeForce8600GTよりGeForce7900GSの方が30%近く上だったりする。
そりゃコア、メモリのクロックも上だし、メモリのバス幅も倍違うし。当然の結果だ。

GeForce8600GTがGeForce7900GSより優れているのは「DirectX10」に対応していると言うだけ。

DirectX9.0対応ゲームもようやくそろってきた感じがあるが、これがリリースされて何年経っただろうか。
そしてPCの寿命はどれくらいなんだろうか?
いま、部品の交換をしようとしていて…VGAを考えてる人。
パーツ選びはしっかりね。
もちろん発熱に対する冷却法における騒音問題なんかも複雑に絡んでくるよ。
それとVGAメモリの量とか。
それはまた気が向いたときにでも。


用語解説
VGAチップのメインストリームとフラッグシップ
VGAメーカーもCPUメーカーと同じく、シリコン(半導体)の出来によって100%の性能を出せるものと出せないものがある。
作ってるのはすべてフラッグシップなんだけど、よく不都合のあるチップが出来るので、機能を限定してメインストリームにあたるチップとしてリリースする。
メモリバス幅が256bit使えなかったからGeForce7900じゃなくて128bitのGeForce7600として販売とか。

メモリバス幅
メモリのデータ処理1回転でどれだけのデータを処理するかというもの。
256bitのバス幅で1GHzでぶん回すと、秒間32GBのデータ転送が出来る。
128bitなら16GBね。
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by hassy21st | 2007-05-23 23:33 | 日々のつれづれ | Comments(0)

中部国際空港駐車場でお世話になった「かもめちゃん」 しばらくはこれで行く。
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